vimのシンタックス/インデント自作
大学の授業でLiLFeSという非常にマニアックな言語(ほとんどProlog)をやるのですが、当然シンタックスもインデント規則も定義されていません。
prolog.vimをそのまま使ってもいいのだけれど、せっかくなので自作してみました。
http://mad-projects.iobb.net/misc/lilfes_vim.tar.gz
シンタックス定義ファイル
vimを起動して
:help
を実行して出てくるページの中の
|usr_44.txt| Your own syntax highlighted
に作り方が書いてありました。
基本的には正規表現を使用してマッチするところに色を付けるというだけなので簡単でした。
syn case match "小文字と大文字を区別する syn keyword lilKeyword module pred ... "正規表現で完全一致するパターン syn match lilNumber +\<[0123456789]*\>+ ... "start, endに一致する部分に囲まれたパターン syn region lilCComment start=+%/\*+ end=+\*/+ " "hogehoge\"hugahuga\"" みたいな文字列のパターンで中の\"にendがマッチしないようにする syn region lilString start=+"+ skip=+\\"+ end=+"+ "containsで指定したパターンが中に含まれる場合にそれを別に色分けする "matchgroupはstart,endの中までは色分けしないという指定 syn region lilArray matchgroup=lilParen start=+\[+ end=+\]+ contains=lilArray,lilNumber,lilString,lilVariable,lilAny "画面に表示されている部分より50行前まで探索の範囲とする syn sync maxlines=50 command -nargs=+ HiLink hi def link <args> "上でマッチしたパターンは右で定義されている種類とみなされて色が付けられる。 "color schemeに基づいてStringやNumberに割り当てる色が決められる。 HiLink lilString String HiLink lilNumber Number ... delcomman HiLink
インデント定義ファイル
helpからたどれるfiletype.txtの中に書いてありました。
"インデントのルール setlocal indentexpr=GetLilfesIndent() "以下のキーが押された場合は前の行を読んでインデントの調整が自動的に行われる setlocal indentkeys-=:,0# setlocal indentkeys+=0%,-,-;,>,0) function! GetLilfesIndent() let pnum = prevnonblank(v:lnum - 1) if pnum == 0 return 0 endif let line = getline(v:lnum) let pline = getline(pnum) " 現在のインデント幅 let ind = indent(pnum) ... " 前の行が正規表現に一致する場合に次の行のインデント幅を調整する。&swはshift widthの略。 " Check for clause head on previous line if pline =~ ':-\s*\(%.*\)\?$' let ind = ind + &sw " Check for end of clause on previous line elseif pline =~ '\.\s*\(%.*\)\?$' let ind = ind - &sw endif return ind endfunction
