VMware Playerで別パーティションのLinuxを起動する方法
最近ハードウェアの開発をすることが多くなったので、WindowsXPを使う事が増えて来た。今までほとんど全てLinux上で暮らして来たけど、いちいちリブートするのが面倒なので環境を再構築しようと思う。
現在のノートPCの構成はLinuxとWindowsXPをデュアルブートしてXP上のvmplayerでubuntuが動いている。
Debianから別パーティションのXPを起動できればベストだけど、ライセンスの問題があって無理そう。
XPからDebianを起動するのはできるかもしれない。今から取り組んでみよう。
起動に成功
- vmwareの評価版をhttp://www.vmware.jp/member/からインストール
- インストールが終わったら起動して、新しい仮想マシンをクリック
- 仮想マシン構成は[カスタム]を選択
- 仮想マシンのフォーマットは[新規 - Workstation 5]を選択
- 以降のメニューは適当なものを選択
- ディスク選択メニューで[物理ディスクを使用(VMware上級者用)]を選択
- デバイスは[PhysicalDrive0]を選択
- 使用状況は[個々のパーティションを使用]を選択
- パーティション選択メニューがでるので、ブートしたいパーティションを選択。スワップパーティションも選択。
- ディスクファイルはデフォルトでOK
以上でLinuxを起動することができた。VMwareのインストールで変わった点は、
- GRUBのメニューに新しいカーネルが出現。
vmwareのゲストとして起動する為の専用のカーネルだと思う。[追記]:専用カーネルなどではなかった。何故かmenu.lstから削除したはずの古いカーネルが追加されていた。謎。 - Linuxのホームディレクトリにvmwareというディレクトリが作成されていた。中は空
- 同じくホームディレクトリに.vmwareというディレクトリが作成されていた。preferencesという設定ファイルが置いてあった。
- /usr/lib/vmware, /etc/vmwareというディレクトリが出来ていた
他にも何かあるかも。
現時点では"no screens found"と怒られてXの起動に失敗するけど、とりあえず起動したのでOKとしよう。
VMware Toolsのインストール
- Linuxを起動してメニューの[VM]->[VMware Tools インストール]をクリック
- /cdromをマウントしてインストールスクリプトを起動
- いろいろ聞かれるけど、基本的にデフォルトのままでOK。画面の解像度だけ適当に設定する。
# mount /cdrom # cp /cdrom/VMwareTools-5.5.2-29772.tar.gz /tmp # cd /tmp # tar zxvf VMwareTools-5.5.2-29772.tar.gz # cd vmware-tools-distrib # ./vmware-install.pl
これでXが起動するようになった。
まだキーバインドがおかしいけど、こりゃいい。
なにが良いって、VMware Playerが使えるから完全に無料で環境が構築できる。VMware workstationの設定途中にvmxファイルが生成されるので、それをVMware Playerで起動すればOK。
本当に無償で使える「VMware Player」に無料で、Linuxをインストールする方法が載っていたけど、別パーティションにLinuxをインストールしてLinux単独でもWindows上からでも起動できるようにしたほうがいろいろと使い勝手はいい気がする。わざわざqemu使わなくていいし。
GRUBなどいろいろと書き換えられる様なので、上の通りにやって実際のOSが起動しなくなるなど問題が起こるかもしれませんので注意してください。