ディジタル数値演算回路の実用設計
ディジタル数値演算回路の実用設計―四則演算、初等超越関数、浮動小数点演算の作りかた (Design Wave Advanceシリーズ)
- 作者: 鈴木昌治
- 出版社/メーカー: CQ出版
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本
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内容は
第1章:ディジタル回路と数値演算回路の違い
第2章:加算器と減算器
第3章:乗算器
第4章:除算器
第5章:初等超越関数
第6章:浮動小数点演算
第7章:演算回路の最適化
とすごく充実してる。三角関数や対数関数まで載っていて楽しめそう。
今日は第2章まで読んだ。
キャリ・ルックアヘッド・アダーはあまり効率が良くない。
って事実に驚いた。原因は
- ファンアウトが高くなってしまう。
- ICの高集積化が進むと、配線が細くなってくるので配線ディレイの影響が大きくなってくる。それでファンアウトが増えると、電力を供給するゲートが増えるので遅延が大きくなってしまう。
- 入力数の多いセルの遅延が大きくなる。
それでAPPNA(Alternative parallel prefix network adder)というアダーがうまくバランスが取れていて良いらしいけど、APPNAはコンパイラによっては生成してくれない事があるので、自分でゲートレベルで作らなければならない場合もあるということだった。
なるほど。